今回、QQ Englishのレッスンを受講したのは、アメリカ短期留学を二か月後に控えた本学の大学生24名と、1年前にアメリカ短期留学をした大学生6名の計30名でした。英語力はTOEFL PBT®で430点から610点までと大きくばらついていたため、QQ Englishのレッスンカリキュラムは学生自身の希望を随時聞いて調整しながら、一か月間、毎日25分間、受講しました。
カリキュラムの大枠としては、最大28回受けられるレッスンのうち、少なくとも10回はR.E.M.S.というQQ English独自の指導法でのレッスンを受講し、11回目以降は、学生自身の希望に応じてR.E.M.S.のレッスンまたはトピック・カンバセーションという会話レッスンを受講させました。結果的には、各レッスンの平均受講回数は、R.E.M.S.が18.8回、トピック・カンバセーションは3.9回で、R.E.M.S. の人気が高かったことが窺われます。
さて、30名の学生がレッスンを受講した結果、どのような効果が表れたのでしょうか?このプログラムを計画した私たちの事前の期待は大きかったのですが、学生からはその期待を上回る高い評価を得ることができました。
受講後のアンケートでは、約8割の学生が、「英語を積極的に話すようになった」、「文法を意識して話すようになった」、そして、1か月後に短期留学を控えていた学生は「受講したことで留学が楽しみになった」と回答したのです。
もちろん、個人的な学習スタイルの好みなどもあるため、R.E.M.S.の方式が万人に効果をもたらすわけではありません。
「自分にはどうしてもR.E.M.S.は合わないので、残りはすべてトピック・カンバセーションで受講したい」と申し出てくる学生もいましたし、逆に、「自分にはR.E.M.S.が合っているので、すべてR.E.M.S.でレッスンを受けたい」という学生もいました。そして興味深いことに、英語の習熟度レベルが高ければこちらのレッスン形態を好み、低ければもう一方を好む、といった傾向はみられませんでした。
つまり、「R.E.M.S.は英語の習熟度レベルがこのぐらいの人に最適」といったことは一概には言えないようでした。R.E.M.S. に適しているかどうかは、習熟度レベルではなく、どんなスピーカーになることを目指しているか、あるいは、自分の英語力のどこに問題点があると考えているか、が決め手になるような気がします。
たとえば、
・文法や語彙を知識として頭では理解できているけれど、いざ話す場面になると瞬発的に使いこなすことができない。
・ブロークン・イングリッシュではなく、大人としての洗練された英語を、自信を持って人前で話せるようになりたい。
このような方は、一度、QQ EnglishのR.E.M.S.を受講してみてはいかがでしょうか?